婦人科
月経困難症・過多月経
現代の日本人女性は人生で経験する月経回数が昔と比べて10倍程度に増加しているとされています。それに関連し子宮内膜症や筋腫など月経困難症や過多月経の原因になる疾患が増加しております。
月経困難症は月経時の痛みだけでなく非月経時の慢性的な痛みの原因にもなり、それ以外にはうつなどの気分障害や活動性の低下、社会生活の困難感を引き起こすことがあります。
また子宮内膜症などの疾患は不妊症やがんとも関連が指摘されております。適切なホルモン療法により月経に関するトラブルの改善と共に子宮内膜症などの増悪を抑えることができると期待されます。
更年期障害
更年期は女性ホルモンの分泌量が不安定になり、のぼせやほてりなどのホットフラッシュや睡眠障害、抑うつ気分など様々な不快症状をきたすことがあります。
ホルモン補充療法によりこれらの症状を抑えることが期待できます。
しかし女性ホルモンの補充が他の疾患を誘発することがあり、慎重にリスクを評価し代替療法を含め適切な治療について相談させていただきます。
その他婦人科診療
クラミジアや淋菌などの性感染症の診断と治療、月経移動や避妊の相談などについても承ります。
緊急避妊のため使用する薬剤は性交後72時間以内に内服することにより、約80%の妊娠阻止率が得られると見込まれています。